ではかんじんの芙苑晶のソロアルバムはどうでしょうか?
「トランス」を狭い意味にとらえて、今巷で言われている「トランス」に当てはめようとすると、違う感じもします(そういう曲もアルバムの中にはけっこうあるのですが)。いろんなタイプの曲があるからです。
近頃日本で「トランス」というと、アップテンポの4つ打ちキックにシンセサイザーのミニマル・リズムがかぶるあのタイプの音楽という認識が やたら広まってますが、芙苑晶はそういうタイプの曲もあるけども、ダウナー・トランスと言ってアンビエントやクラシックあるいはIDMのような雰囲気を持つユルいトランス(アンビエント・トランス、アンビエント・サイケ、、、等々とも言われる)等を早くから手がけていました。
しかし、全体に流れる雰囲気は、「トランス」あるいは「アシッド」と言えるような世界です。
まるで宇宙や異次元空間にトリップするような、カラフルで幻想的なサウンド。
聴いていると、世界がどろどろに溶けてしまいそうなサイケ感。
アップテンポの曲では思わずあっちの世界に連れていかれそうです。
等々、数え上げればきりがありませんが …… 。これらはすべて、いわゆる「トランス」・ミュージックの要素と言えるでしょう。
実際、芙苑晶のリスナーは、いろいろなタイプの人がいますが、テクノの中で言うと「トランス」寄りの人が多いのです。 クラウス・シュルツ、ピンク・フロイドなどの「プログレ」系のファンがなぜか芙苑晶のファンとかぶっているというのもうなずける話。 |