後期にはライブをほとんど停止し、レコーディング・バンドに転身してしまったものの、1988〜92年にかけては、「ファー・イースト」の本質はむしろその「レイヴ」つまりライブ・パフォーマンスにあったと言っていい。
ところが残念なことに、彼らはライブの記録を残していない。レイヴの本質は一回性の祝祭というものにあり、彼らは「何をしてもいいけど、録音・撮影は一切禁止」の条例を客たちに出していて、これを死守していた。万が一ファンがそれをしているのが発見された場合、スタッフが没収し、厳重注意しブラックリストに載せた。つまり、彼らのライブの記録はどこにも残っていないのだ。
したがって、現在のファンの中にはすでに、彼らのライブを見られなかった人たちが大勢いる。
そんな新旧のファンのためにも、このページでは、彼らのライブのスタイルを、関係者の証言により綴ってみたい。
ぜひ、できたら「ファー・イースト」の音楽を聴きながら、彼らの幻のライブを追体験してみて下さい。 |