| 「ファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテット」の世界
●「レイヴのドアーズ」「テクノ・ドアーズ」と彼らが言われた理由 |
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レイヴのドアーズ、あるいは「テクノ・ドアーズ」などと呼ばれたこともあったファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットだが、この名前はどこから来たのか。 |
それはおそらく、
(1)サイケデリック体験をテーマにしたアルバム作り
(2)シャーマニックな宗教性を感じさせる過激なステージ
この二つの要素が大きいだろう。とくに(2)である。
ステージでは、田嶋エリサが裸になって鶏を殺し、その生き血を浴びるパフォーマンスがとても印象的で、ある意味でファー・イースト・アシッド・ハウス・クワルテットというバンドを象徴する イメージになっている気が、私などはする。
他に、芙苑晶がジミヘンばりにキーボードを叩き壊して燃やしてしまったり、火炎瓶を投げたり、リョウが客を罵倒したり、市川カヲルが喉に指を入れて吐いたり、シャボン玉を吹いたりといっためまぐるしいパフォーマンスは、パンクバンドのそれなどとは基本的に趣が違い、一種の宗教的な崇高さすら感じさせる、神秘的なステージだった。
そして田嶋エリサが裸になると、これは一種のクライマックスへの合図でもあり、(とくに野外のレイヴでは)半分近くの客もいっせいに服を脱ぎ、半裸あるいは全裸になって踊った。
こんなことは、「ファー・イースト」のレイヴ以外ではおよそありえなかったことだろうし、規格化されたいまのレイヴやロックコンサートでは絶対ありえないような話だ。こういった行為が自由に出来るからこそ、彼らは秘密のレイヴを望んだのだ。
「レイヴのドアーズ」「テクノ・ドアーズ」と呼ばれるゆえんである。 |
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(土井) |
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